2ntブログ
コスチュームだとか、フェティッシュな空間だとか
私も好きです。
でも大好きな人には負けるかな。

SMのイメージだとか素敵だと思うんだけど
それはプレイの欲望とはまた違う。
だって、やってやって没頭している時にSM的空間に酔っている暇なんてないよ。
自分が何着ているのか
どんな場所にいるかなんてどうでもいい。
目の前の人と、欲望に塗れている。

けれど、ムードが大事なのはわかる。
導入に必要。醒めちゃうもんね。
ジャージの女王様じゃ、跪くテンションになりにくい。
でも、ムードで終わったらおもしろくない。

ムードで終わったら、ゴッコ遊びしてるだけでしょ?
お互いの好きだと思う世界感を共有して
一緒に作って、楽しむ。
女王様という役とM男という役で、SMごっこをするの。

それじゃもの足りない。
それだって楽しめちゃうけど、私はもっと近くにいきたい。
表面じゃゃなくて、奥に入りたい。


私は「やりなさい」よりも「やれるよね」
と言うことの方が多い。

頷かせたいのだ。
心と身体を閉じて、責めを我慢して凌ぐんじゃなくて
開いた状態で、望んで受けさせたい。

だって本当に嫌なことなんて、したくないし
面白くない。
聖水だって、鼻つまんで我慢して目瞑って飲もうと思えば飲めちゃう。
それって面白いだろうか?

私はガチガチに拘束して痛みを与えることに、あまり興味がない。
同じ態勢を保つのは、大変だし、邪魔だからちょっとひっかけるなんてことがあるけど
拘束なんて本当はいらないと思う。

本当に受けている時は逃げようとしないものだよ。
逃げ道がないから逃げないんじゃなくて
逃げ道があるのに逃げないほうが本物だと思うの。

体罰で無理矢理言うこと聞かせるのは
体罰を与えている間だけだし、心では反抗している。

やりなさい
とその場で、嫌なことさせたって、面白くない。

…まぁ、時には、攻めにいく場面で
逃げるな、ダメ、やりなさい
という時もあるんだけど
最後は自分の選択で、受けさせたい。

M男が「やりなさい」と言われないといけない境地に行ってみたい
と思っているの、わかる。
自分が思っている限界まで、主導してもらいたいし
越えたいんだと思う。

そこまで、連れて行きたい。
望んで、開いてしっかり受け入られるようにね。

そこまでいかないと結局、本当に入り込んで支配できない。
SM的空間に酔っていても、無理に我慢しても
心に入り込めない。
私とあなたという必然で、二人の人間の関わり方がしたいんだ。

拘束についてはまた今度書きます。

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