2ntブログ
2012.04.29 助けて
「助けて」と言われるとグッとくる。
私が、その助かりたい境遇を与えている時に限って。
苦痛を与えているのは他でもない私であるのに、その私に求めるとは…逃げられないところにいるからだ。
私の前から、去ってしまえば、逃げてしまえば、助かるのに
そうしないで、私自身に助けを求めるのは、何かしらの理由があって去ることが、逃げることができないからだ。

助けて
は、私が苦痛を与え続けることもできるし、助けることも自由だということ。
運命握ってるんだ、と感じて、笑みが零れちゃう。

掌の上で、悶える。

今よりも、辛いこと、苦しいこと、痛いこと、我慢しなければならないことなんて
たーくさん思い付くんだからね、
って檻に入った姿を眺めるの。

逃げられないんだから、請うしかないのよ。
そうして、待つしかない。

苦痛だか快楽にだか溺れてる姿を眺めるの好きだなあ。
ツンとつついたら、もっと沈んで息ができなくなるでしょうね。
つまみ上げたらそのぬかるみから、脱出できるんだろうけれど。
どうしようかな。
って考えている振りをすると、見上げて期待と不安に染まる表情を見るのも大好き。

でも溺れている方が気持ちいいでしょ。
助けてあげたら、喉元過ぎて、もっとまみれてたかったって言うんだから。

だから窒息する寸前まで、助けてあげないよ。