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テーマ「潜在意識」と聞いた時に、まず潜在意識ってなに?と調べてみましたけれどあまりピンときませんでした。
「意識でない状態・領域」は様々な定義があり、その一つの言葉が「潜在意識」。調べてみるとマーフィーの思想がたくさんでてきます
私が、「意識でない状態・領域」ということについて考えた時に浮かぶのはコレです。
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フロイトの精神分析です。
これだと、机上の話ではなくて、SMプレイをしている時に体験することがありましたから、実感が伴っています。

意識、前意識(努力により意識化できる)、無意識

と分けた時に、前意識、までたどり着くことはSMをやっていればよくあることです。
自分の心で本当に願っていながら、なんとか押し込めていた欲望が、痛みや苦しみで追い込んでいるとワーっと泣きながら話し出す。
私はSMで、ストッパーを外すのが楽しくてしょうがない。

みんな大人の男で、傷ついてきているからガードするのね。それを外すの。
裸にした時にもっと心に入り込んで支配ができる気がします。
抑え込んだ「本当はこうしたかった」とか、抑えていた「好き」という気持ちが湯水のように涙とともに溢れてくるんだ。
それらを浴びることはSMの好きなところの一つです。
抑圧と解放ですね。カタルシス。

偶に、「無意識」までたどり着くことがあります。
そういう時は、話した本人も何言ってるのか覚えてない。寝言みたいなもの。
でも、すごく本人にとって深く刻み込まれただろう話がでてくる。
本人も忘れるほどに、心の奥に閉まっていること。

催眠療法で、こういったことをするらしいけれど、私はそれを目的にしているわけではないし、適切な対応をすることができません。
私が何を言っても、意識が戻ったら忘れちゃってるから。
でも、何か意味はあるのかもしれないね。

意識が戻った後にこんなこと言ってたよと、伝えると、大事な話をポツリポツリ話し出してくれます。
マゾのほうだって、私にカウンセラーの役割なんて求めていないと思うんだけど、こういう経験を繰り返すと、心と身体を深く私に預けてくれるから、支配がより進む場合もある。

意識がないその時にも涙は溢れているのだから不思議だ。
懺悔を始めだしたり。それはまるで、痛みや苦しみを自分に罰として与えているようだった。
フラッシュバックしたり。焦点が合わなくて虚ろに空に向かって手を伸ばしていた。

どれだけ深く、無意識に入り込んだのか、それが相手にどんな意味があることなのか、それぞれ違うだろう。
私という存在を深く入り込ませたい、心を開かせたい、余裕を取り払いたい
と欲にとりつかれ、強引な方法で追い詰めていたら、無意識が流れ出す。痛みや苦しみってそんなパワーがあるんだな。

ただ私が言えるのは、そういった時間は忘れられなく愛しい。密度が高く、人を感じられるから。
歌舞伎町や東麻布の一室で、SMクラブの女王様とマゾがそんなことになってるなんて、なんだかちっぽけで愛らしくていいんじゃない?