2ntブログ
私は、呪いをかけるように繰り返した。

こんな経験をしちゃって、これから先、私のことをずっと忘れられなくなるよ。これから先ずっと、私と比べることになるよ。

男は呪いを払い除けようともしないようだ。
どういう心境なんだろう?
そうだと思います、当然。と言って受け入れている。

呪いの効果がどれだけ続いているのかを、離れた時は確かめることはできない。
欲深い私はたまに、男の前に現れて効果を確かめようとする。

心の奥深くにいつまでも存在して支配していたい。人生を左右したい。運命を握りたい。

上からの近い距離で目線が交わって、むくむくとそんな欲求が溢れて来る時に私は自分に呆れる。
なんでこんなに、業が深いのかな。

あなたの人生のアルバムの中で、一番濃い色のページを私は作りたい。

それを確かめる術がなくなるとしても、だけど今、できる限りに刻みつけたいと欲するんだ。



夏が終わったね。