2019.07.20
私のマゾ先生と昔の思い出
(2009年La Siora入店時の写真です)
先日のブログにも書きましたが、皆さまリエさんのこちらのブログ記事はもうご覧になられましたでしょうか?
藤香様の画像と マゾ先生はドミナを救う
これを読んでSMを始めた当初のことを思い出しました。
私がSMらしきことを始めたのは高校生の頃で、当時の彼氏と道具がなくてもできる射精管理やアナルプレイや簡単な拘束などをしていました。だけどもっと色んなことをしてみたい、色んなことができる格好いい女王様になりたいとも思っていました。その頃には二十歳になったら、SMクラブに入って技術と経験を得よう!とSMクラブも調べていてラシオラのことも知っていました。
私は18歳になって高校を卒業してから、インターネットでプレイパートナーを探すことにしました。
その時の募集の文言は「初心者なので、SMの経験がある方を希望します。色々なプレイを経験していきたい。」というようなもので…S女が募集をかけることは珍しく2日間で100件のメールが届きました。
お道具のなかった私。聖水やフードクラッシュなどはその時のマゾ先生としました。初めてそれらをやった時のことをよく覚えています。ホテルのお部屋にアイスクリームの入ったクレープを頼んで、それを素足で踏んだ時。足に伝わる冷たさと崩れていくそれを見ながら高揚しました。
SM初めてのマゾとプレイをする時。私は当時の自分を思い出して嬉しくなって、その時の自分に戻るような気持ちになります。もしかしたら、あの時のマゾ先生も当時の私にそう感じていたのかも。
待ち合わせの時。新宿東口の改札近くへ向かっている時の緊張感と期待感。どんな人が現れるのだろう、と気持ちがはやる中歩いていました。
プレイが終わってから、次の日は一日中それを反芻して、陶酔していました。
ラシオラに入ってからもパートナーの子とはプレイを続けていて、渋谷のセビアンにペニスバンドを一緒に買いに行って、いつもベッドルームのサイドテーブルにそれを置いていました。ラシオラでもたくさんのマゾ先生に会いました。
たくさんの初めてのプレイがあって、自分ではやらなかったようなこともやってみたら楽しくて、どんどんとプレイが広がっていくことが嬉しかった。一日プレイが終わってから、またホテルに籠って練習もしていました。
そしてなによりもその時に会ったマゾとの、精神的な支配や関係を作っていくことの楽しさや、プレイ中に見せる深い部分の本音や弱さや、一瞬浮遊して繋がれたように思えたときは、SMを始めたばかりで渇望して熱量が異常だった時に経験できて良かったと思います。
楽しすぎたから、10年続けているのだと思います。
プライベートで、自分のS女としての狩猟本能が刺激されて、プレイへ誘って相手を陶酔させることが出来た時「私が目指していたことができた!」と嬉しくなりました。
今ラシオラには新人さんたちがたくさん。
私の大好きなSMの世界。そこへ入り始めた人たちにはその楽しさを存分に楽しんでもらいたい。だけどドミナはマゾとではないとその体験はできません。マゾ先生よろしくね!
私も今もマゾに刺激を受けることがたくさんあります。
それから、今からSMを始める、SM クラブが初めてのマゾたちへ、あの時の私にとってのマゾ先生のように素敵な入口となれる存在になりたいと思っています。