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ゲホゲホ

という反応を見るとズンっと身体に刺激が走る。

それは嘘をつけない反応だから。
…だと思う。

くしゃみだとか、あくびと一緒でね笑
いたーい!
と叫ぶのは痛くなくても叫べるけれど
痙攣する腕だとか、血が滲む皮膚には、「ごっこ」がない。

だと思う、と付け加えたのは実際のところ
ゲホゲホ→ズン
には理屈が入り込む時間なんてないからだ。
真っ最中に「これは本当の反応だ!」と感じてから身体が反応するわけではないからね。

口の中に手を突っ込むのはとっても楽しい。

口の天井をくすぐって奥へ進むと柔らかい口蓋へと辿り着く。
境目ならまだ苦しくないけど、あと指を2センチ進めたらゴホゴホするな
と思うとわくわくする。
手前で止めるのも長く続けると自分の唾液が嚥下できなくて苦しくなるから面白い。
ここに唾液を垂らしたり、水を注ぐのもあり。
嚥下できないから、少量でもつらくなれる。

仰向けに固定してしまえば、ギャグを噛ませるだけで、自分の唾液でゲホゲホ。
ゆーっくり苦しむ様を観察できるからいい。
苦しむ姿がこちらは大好物だからね。
歪む眉だとか、漏れ出る声とか。
じっくりいやらしく好きなだけゆったり見られる。

顔を責めるのは顔が見られるから良い。
私は表情を見るのが好きなのだ。

ブレスコントロールした状態で、更に苦痛や、快楽を加えれば
刺激に空気を求めるからもっと歪む。
気持ちが良くて、息を吸い込みたくて、ため息を漏らしたくて
でもそれができない。
だから身体に快楽や苦痛が閉じこもるような気がする。

そうそう。声を出したら駄目。
っていうのも、快楽や苦痛が閉じこもる。

閉じこもったものを開放する瞬間は気持ちがいいよ。

ダムが決壊するみたい。
それは精液だったり、涙だったり、言葉だったりするんだけど。
それに触れられると幸せを感じる。

そんな時って、溢れ出た何かしらが私に浸水して、満たしていくような気がする。

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