2ntブログ
先日高校時代からの友達とバーで飲んでいる時に、好みの美味しいお酒に出会うとエクスタシーみたいな快感が走らない?と聞いたら否定された。バーテンダーさんに聞いても否定された。因みに音楽でもそれが起きないか聞いたけれど、当然のように否定された。
その流れから、私がSMをしている時の快楽の感じ方を説明したら、だからそんなにSMに固執しているんだね、と納得された。その友達は高校自体からずっと私を見ていて、SMを始めたい、始めた、プロになる、こんなマゾと会った… と多くの話を長い間聞いてくれている。

SMをしている時、考えている時、直接肉体に触れないのに性的快感が身体を走る。 最初に下半身にズンとだったりジワリとだったりして快楽が響く。響きの重さに比例して、身体へ痺れのような快楽が走る。 重い響きの時には指先まで痺れる。その響きが重なって訪れる時もある。
プレイの時間をマゾと経過して、リンクして進んでいくとある段階ではふわーっと漂うような感覚に陥る。別世界へ一緒にいった感覚。
エクスタシーの語源はギリシャ語で、魂が自らの肉体の外へ出て宙をさまようといった意味が込められている。宗教的には「魂が肉体から離れたエクスタシー状態において、神仏などの霊的存在と直接接触したり交流する」とされる例が世界各地に見られるそう。
SM中そんな風に、宙で魂同士が交流しているように感じる時がある。

先日、経験の少ないマゾとプレイしている時、彼を別世界へ連れて行けたと感じた。プレイの終わりに話しかけると「水の中へどんどん沈んでいくように周りの音が聞こえなくなって、どんな反応をしたらいいか?と考えていた思考も消えていって、声が直接心に入ってくる感じがした」と言っていた。
お互いがエクスタシーを感じている時は、そこがどこであっても、こここそが世界だと感じる。世界に2人しかいない。完全なる支配下でコントロール下にいるマゾを前にして何でもできるような万能感にも襲われる。穏やかな浮遊感。
そんな快楽を感じられる時がある。

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