2010.05.05
A2Z-B 快感の報酬
私とBは、SMパートナーとしてうまくいっていたのだ。
だけど、その内に我慢ができない程に欲しくなってしまった。
私はあれだけ誓ったというのに、快感に手招きされてその誘惑に落ちた。
私の誘いにBは恋人になるのは辞めようと一度は断った。
始まってしまった関係は終わってしまう、ということくらいはお互い既に知っていたのだ。
お互い子供だったけれども、それくらいはわかっていた。
知っていながらも、私はBの手をしっかり繋いで、誘惑の先へ連れて行った。
怖がる瞳をもう片手で塞いで、連れて行ったのだ。
果たしてそこには、涙が滲む程の幸せがあった。
私とBは、「二人には終わりがないと信じよう」と口に出して恐怖を取り去ろうとした。
やはり、終わりはやってきてしまった。
禁忌を犯した報いだろうか。
私は知っている。
だけど、また同じ過ちを繰り返すのではないだろうか。
終わりがくると知りながら、こないと信じてまた始めるだろう。
悲しみたくないから、幸せを感じないようにする人生よりも
振り切れる程の幸せと悲しみのある人生の方が好き。
いつか殺されたとして、そしたら私殺される程の幸せを手にしてたってこと。
朝起きて幸せで涙が滲んだ日を、知らないなんて
そんなのつまらない。
だけど、その内に我慢ができない程に欲しくなってしまった。
私はあれだけ誓ったというのに、快感に手招きされてその誘惑に落ちた。
私の誘いにBは恋人になるのは辞めようと一度は断った。
始まってしまった関係は終わってしまう、ということくらいはお互い既に知っていたのだ。
お互い子供だったけれども、それくらいはわかっていた。
知っていながらも、私はBの手をしっかり繋いで、誘惑の先へ連れて行った。
怖がる瞳をもう片手で塞いで、連れて行ったのだ。
果たしてそこには、涙が滲む程の幸せがあった。
私とBは、「二人には終わりがないと信じよう」と口に出して恐怖を取り去ろうとした。
やはり、終わりはやってきてしまった。
禁忌を犯した報いだろうか。
私は知っている。
だけど、また同じ過ちを繰り返すのではないだろうか。
終わりがくると知りながら、こないと信じてまた始めるだろう。
悲しみたくないから、幸せを感じないようにする人生よりも
振り切れる程の幸せと悲しみのある人生の方が好き。
いつか殺されたとして、そしたら私殺される程の幸せを手にしてたってこと。
朝起きて幸せで涙が滲んだ日を、知らないなんて
そんなのつまらない。