2ntブログ
SMに模範解答はないと思う。
それは二人の間で、その瞬間に生まれるものだから。
正解なんてのは決まっていない。

鞭を縄を使う必要なんてないし
女王様が床に転がってダメな理由なんてない。

こうするべき
こうしてはいけない
なんていうのはない。

だって、タイミングによって、それらの意味は全く変わってくるのだから。

とらわれていたらつまらない。

こうあるべき姿という、いい女王様を追っていたら
それは無難なつまらない女王様になってしまう気がする。

誰の為にSMやってんの?
って、そりゃあ私の為にやってるのだ。
楽しくなかったら、なんでSMやる必要がある?

SMやる為にSMやってるんじゃなくて
楽しむ為にSMやってるんだから
それがSMかそうじゃないかなんてのは、どうだっていい。


私はM男に心奪われる。
私の心には、強く残っている。

とことん責めた後に、どうしたって愛しくなってしまう。
これはどうしようもない。
だって好きなんだもん。

SMを繰り返していると、段々と好きになってしまうし
好きじゃなかったら、SMしたいと思わない。

それが女王様として、どうなのかはわからないけど
自分に正直になると、そうだ。

もう会わなくなったM男のこと、ふと思い出して切ない思いに駆られる。

そうして、断片が浮かぶのだ。
表情が浮かぶ。

それは、終わった恋と似ている。


どうして、M男は、責めて責めて責め抜いた後に
ポツリと大事な言葉を零すのだろう。