2017.02.12
監禁していた話
もうひと月以上経ったのでお話しますが、年末年始に「監禁」をしていました。
ずっと前から構想はあって、いつかは、と思い描いていたのだけど、やっと実現できたんだ。
自宅の地下室の牢屋に…と夢は広がるけれど、現実的ではないよね。
洋服も携帯も取り上げてウィークリーマンションに置き去りにしてしまえば、「監禁」ができるんじゃないかな、と思っていました。
自宅に近い場所にマンションを借りました。
部屋に最初から時計はなかった。
カーテンを閉めて、拘束した場所から様々な場所に手が届かないのも確認して、そうした下準備を終えてから、マゾを迎えに行きました。
どこにいるかがわからないように目隠しをしてタクシーに。
監禁の内容はこの後に、マゾがその最中に書いていたノートの内容を載せますので、そちらを見た方が雰囲気を感じられると思います。途中から紙とペンを与えていました。
私の感想などについては、もう少し経ってから詳しく書こうと思いますが、そのマゾの性格がよく出るな、と思った。
これは全てのSMプレイについて言えることなのだけど。
監禁を進めていく内に、その子を知っていくことができるような気がした。
苦しみが多くなって壊れていくのかと想像していたけれど、そうでなく意外だった。
個人差があると思うのだけどね。
監禁する際に気をつけていたことは
時間をわからなくすること、次にいつ来るのかを告げないこと。
水は手元に用意してあげていましたが、食べるものについては、咀嚼したものや、踏みつけたものしか与えないようにしていました。
緊急の為に、私にのみ連絡のいくスイッチを用意したのと、様子を観察できるようにしました。
それでは以下に、監禁されていたマゾのメモを載せます。
とても長いです。
ルイ子様が出られて、電車が4本過ぎました。これを8分経過とみなしております。
先程の話の中で、「何をしていたか?」とありましたが、僕は「ボーとしてました」と回答しました。ボーとしていたのは事実ですが、ボーとなりながら、ルイ子様を待っていたのです。今年一年、待つのが多かったと降り返っています。(漢字違うかな)。ルイ子様をお待ちし、ずーっとお待ちし、今年、仕事で待っていた「待ち」なんてのは遊びだったなと実感しております。これが「監禁」なのでしょうか。全てがルイ子様です。私の生きる、いや死んでもルイ子様でございます。ルイ子様が大好きです。
朝起きた時に、まず辛くなります。いや、寝起きが辛い。まずまだルイ子様にお会いできるまで時間があるぞ、と。かといって、寝てると、変な悪い感じにおそわれます。心拍数が上がり、不安が心を覆ってきます。ここで呼吸も浅くなってくるので、深い呼吸を意識し、とび起きて水を飲み、そして落ち着きをだんだんと取り戻します。落ち着いたら落ち着いたでこれも大変です。今何時で、ルイ子様はいつお会いできるのか、どうしようかという考えに今度はおそわれます。その時には、少しでもルイ子様を感じるよう、置いて頂いているパンツのニオイをかぎ、乳首を触り、ルイ子様とつぶやきます。そして、ぼっきしてきます。そして再び落ち着いてきます。これが、一昨日までは良かったのです。何かと疲れもあり、寒さもありで、再び眠りに入っても、そのまま寝れる、と。しかし、体力は少なくなっているものの、頭は元気であるために、眠ると再び不安感に覆われるのです。なので、今度は立ち上がったり、体をひねったりします。すぐに疲れて、再び座ると、再び悪い雰囲気に包まれます。これはダメだと思い、横になって、ルイ子様を思い浮かべます。ルイ子様は僕を所有してくださっている。この苦しみを喜んでくださっている、と。すると、すっと悪い雰囲気はおさまり、そして泣きそうになります。そして、パンツのニオイをかいで、ぼっきします。早くなる呼吸は、深くするように意識と、落ち着かせます。そして、立ち上がって→の繰り返しでございます。そうして、私の心は、身体は、すべてルイ子様に支配され、そのことに喜びを感じます。私の人生はルイ子様のものでございます。 I belong to you 12/31/2016
一日目:
つながれてる自分の状況に、ルイ子様の所有物としての実感がわき、ぼっきを繰り返す。あまりぼっきしてはだめだと思い、あまり考えないようにする。寒さとの戦い、短い睡眠を繰り返す。電車がうるさい。夕焼け小焼けがさみしい。空腹がひどくなる。想像以上にルイ子様が来られず、翌日になるのを覚悟する。来られた時の喜び。口かせと後手で、恐怖と不安で倒れそうになる。優しく介抱して頂けた。大好きです。
二日目:
朝、口かせで、ルイ子様が出られる。眠たさと寒さで、浅い睡眠を繰り返す。昼過ぎにヨーグルトをルイ子様から頂き、ホットカーペットが渡される。ここで熟睡地獄の始まりである。うでのしびれに起きた時に気付き、とてつもない恐怖におそわれる。過呼吸、めまい。なんとか呼吸を整えようとするも、おさまらない。のどの渇きがひどい。ルイ子様にemergencyをしようとするも、仕事の邪魔になってはいけないと、こらえる。苦しい。立ったり座ったり、水を飲んだりの繰り返し。夕焼け小焼けがまだ流れない。うろうろ。ろう下をじっと見つめる。そうだ、乳首を触ってルイ子様を思い浮かべようとする。次第にぼっきしてくる。と、次の瞬間、ルイ子様は喜んでおられる、と感じ、温かい気持ちに包まれる。そして、「ルイ子様」と覚えていないくらいの回数つぶやく。たくさん泣いた。それで、ようやく落ち着く。その頃に夕焼け小焼けが鳴る。5時。あと5時間で仕事が終わられるはずなので、来られなくても、その時間を過ぎたらemergencyを鳴らそうと考え、昨日はうるさいと考えていた電車の音から、5時間が過ぎるのに、何回通過すれば良いのかを計算する。1分/3分で来る。5時間まで、75回。5種類の体勢を、それぞれ14通過 x 3セットで5時間だ、と。それを無心で繰り返す。しかし、2セットおわり後に、一気につかれ、うとうとしだす。寝てはいけない!と考えながら。そうしているうちに、ルイ子様が来て頂く。助かった、大好きです。去り際は、またこの苦しみが明日来るのかという不安と、助けて頂いてありがとうございますの気持ちで泣いてしまう。
三日目:
また熟睡したこともあり、頭がぐるぐるしているのを感じる。のどの渇き、心拍の上昇、そして浅い呼吸が始まっているのを感じる。これはダメだと、すぐに起き、水を飲み、深呼吸を繰り返す。無理に笑顔を作ったりする。これは効果は感じられない。深呼吸でなんとか落ち着きを取り戻すが、またいつおそわれるか分からない上に、絶対に寝てはいけないと確信する。今日はルイ子様はいつ来られるだろう?昨夜はおつかれだったし、飲みに行くと仰られていたので、夕方頃か、いや、ひょっとすると実家に帰られてから来られるかも。そうすると翌日か。とにかく、倒れそうになったらemergencyを押そうと考え、立ったり座ったり寝ころんだり、パンツをにおったり、ルーティンを繰り返す。水色のパンツの方が良いニオイだったな。今何時頃だろう?お昼は過ぎているのかな?ルイ子様はやっぱり明日かな?と、不安、諦め、無心を繰り返す。やっぱり明日かな?と思った頃に、ルイ子様に来て頂けました。大好きです。
しかし、「しばらくいなくなる」とのこと。しばらくとは?大きな不安におそわれる。その代わりとして、安全ピンと紙とペンを置いてくださった。ビーフシチューを口から頂き、その顔を必死に脳裏に焼きつけようとした。そして、ルイ子様が去られる時が来た。不安で胸が潰されそう、そして有難うございますという気持ちで、また泣いてしまう。「つらいのか?」に対しては、せっかくのご家族とのお正月の邪魔をしてはいけないと「大丈夫です、つらくないです」と答えてしまう。でも、「つらい」と言わなかったことをコウカイする。良いお年を、ご主人様。その後は、実は夜は始まったばかりということに気付き、せめて年越しまでは起きていよう、でないと明日がもっとつらい、と、頂いたペンで色々と書きだす。しかし、書き過ぎても明日やることがなくなると考え、再びルーティンを繰り返す。全く何時か分からない。せめて除夜の鐘をきいてからと考えたが、待っても待っても鳴らない。時間がわからない。カウントダウンの騒ぎもない。そしていつの間にか寝て、しかし安全ピンか明かりのお陰で、すぐに目を覚ます。この繰り返しで、おそらく年を越し、朝を迎える。
四日目:
熟睡しなかったお陰で、頭がボーッとした状態で起き、昨日までの絶望がない。しかし、ルイ子様はいつ来られるか分からない。朝からお腹は空いている。水ばかり飲んで、体内からミネラルが尿で大量に出てはいけないと考え、あまり飲まないようにする。ルイ子様に手紙を書く。ルイ子様との過去を思い出し、本当に好きだ、大好きだと嬉しくなる。ルイ子様とつぶやく。書き終わった後、少し休み、そして今度は絵を描く。それが終わると、お昼?何時だろう?と不安になってくる。ルイ子様、明日の夕方頃になるのかな?でも、ご家族や地元の友達と楽しんでるだろうから、それは良いことだな思い。少しフラフラしだす。ここで異変が。まだ昼過ぎかなと思っていると、窓の外が暗くなっている。雨かな?と思ったけど、どんどん暗くなる。あれ?夕焼け小焼けも鳴ってないのに、どうしてだ?外で何か起こってる?と不安になる。
逆に明るいというか、変なことばかり考えるようになり、変な手紙や絵を描き出す。そして、書き疲れ、いつものルーティンをしだす。それも疲れ、横になる。フラフラする。でも寝てはダメだと。ルイ子様は、明日だろうな、と。でも手紙をお渡しできるので、嬉しいなと思う。フラフラする。そうしていると、大好きなご主人様が来られた!すぐに起きて貧血にならないように起きて、お迎えしました。大好きです。そして、いつもより長い時間居て下さいました。お正月にも関わらず、ありがとうございます。感謝いたします。優しいご主人様です。気になったのは、「私が居たらうざいでしょ?」という言葉。冗談でありますように。ルイ子様が去られる時は、やっぱり寂しい、そして感謝の気持ちでいっぱいになります。また少し泣いてしまいました。
電気は消して頂いたものの、何故だか全く寝つけませんでした。2回程、ルイ子様にご確認頂けました。手かせが原因でしょうか。心拍が早かった。
焼肉(金竜山)の夢を見ました。
美味しいドッグフードをお願いしますと言えばよかったと後悔。
五日目:
昨夜も何故か熟睡できておらず、一昨日の寝起きのようなこともなく、水を飲み、文字を書いています。もうお昼かな?時間を忘れて、ルイ子様がいらっしゃらない時に何をしていたのかを1日目から思い出して書く。もう明日で終わってしまうのかと思うと、嬉しいは嬉しいけれども、手放しで嬉しいというよりは少しの寂しさを感じ出す。どういう感じで、どういうタイミングで終わりが来るんだろう?と終わる頃を思い浮かべる。終わるのがどうこうというより、ルイ子様にお会いしたい。書き終えると、またルーティンをし始める。ルイ子様はいつ来られるのだろう?ドッグフードを持っていただけるのか、口の中がパサパサになりそうだから、水を置いておこう。キャットフードの方がシーチキンみたいなので美味しいのかな、と頂ける食事のことを考え出す。しばらくルーティンを続けると、疲れだす。窓から見える日光が弱くなり、日暮れが近いなと思う。そのうちまた寂しくなってきて、あれ?夕焼け小焼けが鳴ってるかな?と、耳をそばだてると鳴ってない。それが何回か続く。この時間が一番辛いです。そしてまた「あれ?鳴ってるかな?」と思って耳を立てると、本当に鳴っていた。ルイ子様が来てくださる時間も近いかもと嬉しくなる。そして、またルーティンを繰り返す。外が真っ暗になる。しかし、ルイ子様が来られる気配もなく。あれ、今日は来られずに、明日の昼ごろに来ていただいて、最後を迎えるのかな?でも、そんなわかりやすい終わりはないだろうな。ひょっとして4日の朝5時なんかのギリギリまで監禁が続くのかもしれない。それだと、しんどいけども、それはそれでありなのか、でも辛いな。片付けも慌ててすることになるし、ルイ子様のお手を煩わしてしまうかもしれない。片付けも含めると、今夜が一番良いのかな。ということを考え出す。ルイ子様は来られない。もっと痩せさせたいと昨夜に仰られていたので、やっぱり明日かなと考え、ちょっと横になる。そうしてると、ルイ子様が来られた!大好きです。いつもお綺麗ですが、今日はいつも以上にお綺麗で、どこかに行かれるんだろうなと思う。そして、4日目までの記録を読んでいただき、
「一緒にご飯を食べに行こう。これで解放だよ」と告げられました。ご主人様、大好きです!足かせを外して頂いた時は、軽くなったことの実感で喜びました。しかし、首輪を外して頂いた時は、寂しさが増してきて、少し泣きそうになりました。ご主人さま、また5年以内に無制限で監禁していただけるように、頑張ります、と誓いました。ご主人様、ありがとうございました。本当にありがとうございました。大好きです。一生お慕いしお仕えいたします。
ずっと前から構想はあって、いつかは、と思い描いていたのだけど、やっと実現できたんだ。
自宅の地下室の牢屋に…と夢は広がるけれど、現実的ではないよね。
洋服も携帯も取り上げてウィークリーマンションに置き去りにしてしまえば、「監禁」ができるんじゃないかな、と思っていました。
自宅に近い場所にマンションを借りました。
部屋に最初から時計はなかった。
カーテンを閉めて、拘束した場所から様々な場所に手が届かないのも確認して、そうした下準備を終えてから、マゾを迎えに行きました。
どこにいるかがわからないように目隠しをしてタクシーに。
監禁の内容はこの後に、マゾがその最中に書いていたノートの内容を載せますので、そちらを見た方が雰囲気を感じられると思います。途中から紙とペンを与えていました。
私の感想などについては、もう少し経ってから詳しく書こうと思いますが、そのマゾの性格がよく出るな、と思った。
これは全てのSMプレイについて言えることなのだけど。
監禁を進めていく内に、その子を知っていくことができるような気がした。
苦しみが多くなって壊れていくのかと想像していたけれど、そうでなく意外だった。
個人差があると思うのだけどね。
監禁する際に気をつけていたことは
時間をわからなくすること、次にいつ来るのかを告げないこと。
水は手元に用意してあげていましたが、食べるものについては、咀嚼したものや、踏みつけたものしか与えないようにしていました。
緊急の為に、私にのみ連絡のいくスイッチを用意したのと、様子を観察できるようにしました。
それでは以下に、監禁されていたマゾのメモを載せます。
とても長いです。
ルイ子様が出られて、電車が4本過ぎました。これを8分経過とみなしております。
先程の話の中で、「何をしていたか?」とありましたが、僕は「ボーとしてました」と回答しました。ボーとしていたのは事実ですが、ボーとなりながら、ルイ子様を待っていたのです。今年一年、待つのが多かったと降り返っています。(漢字違うかな)。ルイ子様をお待ちし、ずーっとお待ちし、今年、仕事で待っていた「待ち」なんてのは遊びだったなと実感しております。これが「監禁」なのでしょうか。全てがルイ子様です。私の生きる、いや死んでもルイ子様でございます。ルイ子様が大好きです。
朝起きた時に、まず辛くなります。いや、寝起きが辛い。まずまだルイ子様にお会いできるまで時間があるぞ、と。かといって、寝てると、変な悪い感じにおそわれます。心拍数が上がり、不安が心を覆ってきます。ここで呼吸も浅くなってくるので、深い呼吸を意識し、とび起きて水を飲み、そして落ち着きをだんだんと取り戻します。落ち着いたら落ち着いたでこれも大変です。今何時で、ルイ子様はいつお会いできるのか、どうしようかという考えに今度はおそわれます。その時には、少しでもルイ子様を感じるよう、置いて頂いているパンツのニオイをかぎ、乳首を触り、ルイ子様とつぶやきます。そして、ぼっきしてきます。そして再び落ち着いてきます。これが、一昨日までは良かったのです。何かと疲れもあり、寒さもありで、再び眠りに入っても、そのまま寝れる、と。しかし、体力は少なくなっているものの、頭は元気であるために、眠ると再び不安感に覆われるのです。なので、今度は立ち上がったり、体をひねったりします。すぐに疲れて、再び座ると、再び悪い雰囲気に包まれます。これはダメだと思い、横になって、ルイ子様を思い浮かべます。ルイ子様は僕を所有してくださっている。この苦しみを喜んでくださっている、と。すると、すっと悪い雰囲気はおさまり、そして泣きそうになります。そして、パンツのニオイをかいで、ぼっきします。早くなる呼吸は、深くするように意識と、落ち着かせます。そして、立ち上がって→の繰り返しでございます。そうして、私の心は、身体は、すべてルイ子様に支配され、そのことに喜びを感じます。私の人生はルイ子様のものでございます。 I belong to you 12/31/2016
一日目:
つながれてる自分の状況に、ルイ子様の所有物としての実感がわき、ぼっきを繰り返す。あまりぼっきしてはだめだと思い、あまり考えないようにする。寒さとの戦い、短い睡眠を繰り返す。電車がうるさい。夕焼け小焼けがさみしい。空腹がひどくなる。想像以上にルイ子様が来られず、翌日になるのを覚悟する。来られた時の喜び。口かせと後手で、恐怖と不安で倒れそうになる。優しく介抱して頂けた。大好きです。
二日目:
朝、口かせで、ルイ子様が出られる。眠たさと寒さで、浅い睡眠を繰り返す。昼過ぎにヨーグルトをルイ子様から頂き、ホットカーペットが渡される。ここで熟睡地獄の始まりである。うでのしびれに起きた時に気付き、とてつもない恐怖におそわれる。過呼吸、めまい。なんとか呼吸を整えようとするも、おさまらない。のどの渇きがひどい。ルイ子様にemergencyをしようとするも、仕事の邪魔になってはいけないと、こらえる。苦しい。立ったり座ったり、水を飲んだりの繰り返し。夕焼け小焼けがまだ流れない。うろうろ。ろう下をじっと見つめる。そうだ、乳首を触ってルイ子様を思い浮かべようとする。次第にぼっきしてくる。と、次の瞬間、ルイ子様は喜んでおられる、と感じ、温かい気持ちに包まれる。そして、「ルイ子様」と覚えていないくらいの回数つぶやく。たくさん泣いた。それで、ようやく落ち着く。その頃に夕焼け小焼けが鳴る。5時。あと5時間で仕事が終わられるはずなので、来られなくても、その時間を過ぎたらemergencyを鳴らそうと考え、昨日はうるさいと考えていた電車の音から、5時間が過ぎるのに、何回通過すれば良いのかを計算する。1分/3分で来る。5時間まで、75回。5種類の体勢を、それぞれ14通過 x 3セットで5時間だ、と。それを無心で繰り返す。しかし、2セットおわり後に、一気につかれ、うとうとしだす。寝てはいけない!と考えながら。そうしているうちに、ルイ子様が来て頂く。助かった、大好きです。去り際は、またこの苦しみが明日来るのかという不安と、助けて頂いてありがとうございますの気持ちで泣いてしまう。
三日目:
また熟睡したこともあり、頭がぐるぐるしているのを感じる。のどの渇き、心拍の上昇、そして浅い呼吸が始まっているのを感じる。これはダメだと、すぐに起き、水を飲み、深呼吸を繰り返す。無理に笑顔を作ったりする。これは効果は感じられない。深呼吸でなんとか落ち着きを取り戻すが、またいつおそわれるか分からない上に、絶対に寝てはいけないと確信する。今日はルイ子様はいつ来られるだろう?昨夜はおつかれだったし、飲みに行くと仰られていたので、夕方頃か、いや、ひょっとすると実家に帰られてから来られるかも。そうすると翌日か。とにかく、倒れそうになったらemergencyを押そうと考え、立ったり座ったり寝ころんだり、パンツをにおったり、ルーティンを繰り返す。水色のパンツの方が良いニオイだったな。今何時頃だろう?お昼は過ぎているのかな?ルイ子様はやっぱり明日かな?と、不安、諦め、無心を繰り返す。やっぱり明日かな?と思った頃に、ルイ子様に来て頂けました。大好きです。
しかし、「しばらくいなくなる」とのこと。しばらくとは?大きな不安におそわれる。その代わりとして、安全ピンと紙とペンを置いてくださった。ビーフシチューを口から頂き、その顔を必死に脳裏に焼きつけようとした。そして、ルイ子様が去られる時が来た。不安で胸が潰されそう、そして有難うございますという気持ちで、また泣いてしまう。「つらいのか?」に対しては、せっかくのご家族とのお正月の邪魔をしてはいけないと「大丈夫です、つらくないです」と答えてしまう。でも、「つらい」と言わなかったことをコウカイする。良いお年を、ご主人様。その後は、実は夜は始まったばかりということに気付き、せめて年越しまでは起きていよう、でないと明日がもっとつらい、と、頂いたペンで色々と書きだす。しかし、書き過ぎても明日やることがなくなると考え、再びルーティンを繰り返す。全く何時か分からない。せめて除夜の鐘をきいてからと考えたが、待っても待っても鳴らない。時間がわからない。カウントダウンの騒ぎもない。そしていつの間にか寝て、しかし安全ピンか明かりのお陰で、すぐに目を覚ます。この繰り返しで、おそらく年を越し、朝を迎える。
四日目:
熟睡しなかったお陰で、頭がボーッとした状態で起き、昨日までの絶望がない。しかし、ルイ子様はいつ来られるか分からない。朝からお腹は空いている。水ばかり飲んで、体内からミネラルが尿で大量に出てはいけないと考え、あまり飲まないようにする。ルイ子様に手紙を書く。ルイ子様との過去を思い出し、本当に好きだ、大好きだと嬉しくなる。ルイ子様とつぶやく。書き終わった後、少し休み、そして今度は絵を描く。それが終わると、お昼?何時だろう?と不安になってくる。ルイ子様、明日の夕方頃になるのかな?でも、ご家族や地元の友達と楽しんでるだろうから、それは良いことだな思い。少しフラフラしだす。ここで異変が。まだ昼過ぎかなと思っていると、窓の外が暗くなっている。雨かな?と思ったけど、どんどん暗くなる。あれ?夕焼け小焼けも鳴ってないのに、どうしてだ?外で何か起こってる?と不安になる。
逆に明るいというか、変なことばかり考えるようになり、変な手紙や絵を描き出す。そして、書き疲れ、いつものルーティンをしだす。それも疲れ、横になる。フラフラする。でも寝てはダメだと。ルイ子様は、明日だろうな、と。でも手紙をお渡しできるので、嬉しいなと思う。フラフラする。そうしていると、大好きなご主人様が来られた!すぐに起きて貧血にならないように起きて、お迎えしました。大好きです。そして、いつもより長い時間居て下さいました。お正月にも関わらず、ありがとうございます。感謝いたします。優しいご主人様です。気になったのは、「私が居たらうざいでしょ?」という言葉。冗談でありますように。ルイ子様が去られる時は、やっぱり寂しい、そして感謝の気持ちでいっぱいになります。また少し泣いてしまいました。
電気は消して頂いたものの、何故だか全く寝つけませんでした。2回程、ルイ子様にご確認頂けました。手かせが原因でしょうか。心拍が早かった。
焼肉(金竜山)の夢を見ました。
美味しいドッグフードをお願いしますと言えばよかったと後悔。
五日目:
昨夜も何故か熟睡できておらず、一昨日の寝起きのようなこともなく、水を飲み、文字を書いています。もうお昼かな?時間を忘れて、ルイ子様がいらっしゃらない時に何をしていたのかを1日目から思い出して書く。もう明日で終わってしまうのかと思うと、嬉しいは嬉しいけれども、手放しで嬉しいというよりは少しの寂しさを感じ出す。どういう感じで、どういうタイミングで終わりが来るんだろう?と終わる頃を思い浮かべる。終わるのがどうこうというより、ルイ子様にお会いしたい。書き終えると、またルーティンをし始める。ルイ子様はいつ来られるのだろう?ドッグフードを持っていただけるのか、口の中がパサパサになりそうだから、水を置いておこう。キャットフードの方がシーチキンみたいなので美味しいのかな、と頂ける食事のことを考え出す。しばらくルーティンを続けると、疲れだす。窓から見える日光が弱くなり、日暮れが近いなと思う。そのうちまた寂しくなってきて、あれ?夕焼け小焼けが鳴ってるかな?と、耳をそばだてると鳴ってない。それが何回か続く。この時間が一番辛いです。そしてまた「あれ?鳴ってるかな?」と思って耳を立てると、本当に鳴っていた。ルイ子様が来てくださる時間も近いかもと嬉しくなる。そして、またルーティンを繰り返す。外が真っ暗になる。しかし、ルイ子様が来られる気配もなく。あれ、今日は来られずに、明日の昼ごろに来ていただいて、最後を迎えるのかな?でも、そんなわかりやすい終わりはないだろうな。ひょっとして4日の朝5時なんかのギリギリまで監禁が続くのかもしれない。それだと、しんどいけども、それはそれでありなのか、でも辛いな。片付けも慌ててすることになるし、ルイ子様のお手を煩わしてしまうかもしれない。片付けも含めると、今夜が一番良いのかな。ということを考え出す。ルイ子様は来られない。もっと痩せさせたいと昨夜に仰られていたので、やっぱり明日かなと考え、ちょっと横になる。そうしてると、ルイ子様が来られた!大好きです。いつもお綺麗ですが、今日はいつも以上にお綺麗で、どこかに行かれるんだろうなと思う。そして、4日目までの記録を読んでいただき、
「一緒にご飯を食べに行こう。これで解放だよ」と告げられました。ご主人様、大好きです!足かせを外して頂いた時は、軽くなったことの実感で喜びました。しかし、首輪を外して頂いた時は、寂しさが増してきて、少し泣きそうになりました。ご主人さま、また5年以内に無制限で監禁していただけるように、頑張ります、と誓いました。ご主人様、ありがとうございました。本当にありがとうございました。大好きです。一生お慕いしお仕えいたします。