2ntブログ
2012.10.12 正直
私は、抱き締め、肌に爪を立てた。もっとキツく、強く私の腕の中で圧縮させたい。
愛しくて、可愛いものを、叩いて、つねって、踏みつけたくなるのはどうしてでしょう。
痛い、と悲鳴をあげる時が、愛しい。眉を潜めて、苦しそうにもがくのが可愛い。

虐められて、痛かったり、あるいは苦しかったりして、喘いだり、弱ったり、もがいたり、そうした姿を見ていると私が守りたくなる。
何も考えないで、ひたすら、腕の中で安らがせたい。

私が痛め付けるのは、私が慰めたいからではないだろうか。
もっと痛め付けたい。
慰めから一番遠い場所。傷ついて、荒んで、独りで、暗く、寒い。
そこへ、誰でもない私が追い込んで、誰でもない私が助けたい。
慰めに餓え、忘れる程のその場所から助けられた時には、きっとものすごい快感が生まれるだろう。

私は自分に沸き起こる、痛め付けたいと慰めたいという欲望が好き。
欲望が湧いている時、私は気持ちがいいから。
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