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2010.05.03
A2Z-C マゾの力
Cが、目を泳がせて
「今も、踏んで欲しいと思ってる。俺っておかしいよね。」
と今日3回目の台詞を言った。
私は意地の悪い気持ちになる。
なる程、踏んでもらいたいわけね。
だけど、その態度は何?踏んで欲しいと告げたら私が喜んで踏むとでも思ってるの?
「そうだねぇ。」
と流す。
「佐藤はさぁ、どんどん遠くに行くんだよ。もう俺なんかじゃ物足りなくなってるのはわかるよ。」
遠まわしに言わないで、素直に言ったらどうかしら。
お願いもしないで、頭も下げないで、被虐の喜びを得ようとするなんて腹が立つ。
こいつ、そこまでしたくはないけど、快感は得たいのね。
私は引き続き、意地悪な気持ちでCに言ってやることにした。
「教えてあげる。SMの世界ではね、そういう時にちゃんとお願いしないといけないんだよ。」
どうだ。
お前にはその権利がないのがよくわかっただろう。
「どうしよう、そんな。」
…驚いた。
Cは躊躇うように口をもごもごと動かし始めたのだ。
こいつは言おうとしている。
私に従おうとしているではないか。
そうして目を潤ませて、上目遣いで、私を見る。
その顔はまさに私の好きなマゾの瞳であった。
「お願いします。」
私は自分で、ここでスイッチが入ったのがわかった。
バチン。
「何が、お願いしますなの?」
「踏んで下さい、お願いします。」
テーブル越しにまずは足の甲を踏みつけてやると、Cは身悶えて息を漏らした。
「どこを?」
言いながら、ふくらはぎをさすってやればどこに欲しくなるかわかる。
「あ、あそこに…」
すぐになんて踏んでやらない。
こうした方が気持ちいいんだからね、お前は。
あ。私知らずにこいつのことをお前呼ばわりしている。
「ねぇ、ずっと私にこうして欲しかったんでしょう、考えていたんでしょう。」
「はい。ずっと…ずっとしてもらいたかった…!」
Cは堰を切ったように、ダムが崩壊して水が溢れるようにその言葉を私にぶつけた。
なんだ、こんなにやる気にさせて、そんなにお前はMとしての才能持ってたんじゃない。
私は足をずらして踏んでやることにした。
「あ…あぁ、ずっと考えてたんです、本当に」
バチンバチン
電気が走る。
なんて顔して言うのよ。
なんて可愛い顔して言うの。
あぁ、いけない。
こんなにしたら止まらなくなる。最後までやりたくなる。
今日はもうそんな時間はないし、ここは居酒屋だ。
Cは体を震わせていた。
痙攣している。
「これ以上やったら、逆に辛いからね、止めよう。」
「ぁ…」
痙攣が止まらない。
カタカタと腿をさすって落ち着かせようとしても、止まらない。
これは、どうしたことか。
「おかしい…俺やばいかも、し、れない。と、まらな、い」
声も震えている。
私はCを落ち着かせようと、頬に手を伸ばし撫でてやるが逆にCは甘い声を漏らして興奮するのだった。
「大丈夫よ、大丈夫。今度ちゃんと最後までやってあげるから。」
それでもカタカタと止まらなかった。
私はこの可愛らしい生き物となり果てた男に好意を持ち始めている。
本当に今度最後までやってやろうと思った。
「隣に、い、ってもいいで、すか?」
許せば、体を犬のようにスリ寄せてくる。
落ち着かせようと撫でると、陶酔して声を漏らす。
もう出してやらないと、この子は今日帰れないだろう。
こんなに震えていたら歩けない。
「トイレに行って出しておいで。そうしないと、もう止まらないよ。」
「ぁ…最、後に触って、もらえませんか、乳、首を…」
お願いすることを覚えた、お前へのご褒美だよ。
さぁ、出しておいで。
フラリと席に戻ってきたCのことを奴隷にしてやってもいいなと、私はコロリと気持ちが変わったのだった。
そう思わせる程の目をCがしたのだ。
「今も、踏んで欲しいと思ってる。俺っておかしいよね。」
と今日3回目の台詞を言った。
私は意地の悪い気持ちになる。
なる程、踏んでもらいたいわけね。
だけど、その態度は何?踏んで欲しいと告げたら私が喜んで踏むとでも思ってるの?
「そうだねぇ。」
と流す。
「佐藤はさぁ、どんどん遠くに行くんだよ。もう俺なんかじゃ物足りなくなってるのはわかるよ。」
遠まわしに言わないで、素直に言ったらどうかしら。
お願いもしないで、頭も下げないで、被虐の喜びを得ようとするなんて腹が立つ。
こいつ、そこまでしたくはないけど、快感は得たいのね。
私は引き続き、意地悪な気持ちでCに言ってやることにした。
「教えてあげる。SMの世界ではね、そういう時にちゃんとお願いしないといけないんだよ。」
どうだ。
お前にはその権利がないのがよくわかっただろう。
「どうしよう、そんな。」
…驚いた。
Cは躊躇うように口をもごもごと動かし始めたのだ。
こいつは言おうとしている。
私に従おうとしているではないか。
そうして目を潤ませて、上目遣いで、私を見る。
その顔はまさに私の好きなマゾの瞳であった。
「お願いします。」
私は自分で、ここでスイッチが入ったのがわかった。
バチン。
「何が、お願いしますなの?」
「踏んで下さい、お願いします。」
テーブル越しにまずは足の甲を踏みつけてやると、Cは身悶えて息を漏らした。
「どこを?」
言いながら、ふくらはぎをさすってやればどこに欲しくなるかわかる。
「あ、あそこに…」
すぐになんて踏んでやらない。
こうした方が気持ちいいんだからね、お前は。
あ。私知らずにこいつのことをお前呼ばわりしている。
「ねぇ、ずっと私にこうして欲しかったんでしょう、考えていたんでしょう。」
「はい。ずっと…ずっとしてもらいたかった…!」
Cは堰を切ったように、ダムが崩壊して水が溢れるようにその言葉を私にぶつけた。
なんだ、こんなにやる気にさせて、そんなにお前はMとしての才能持ってたんじゃない。
私は足をずらして踏んでやることにした。
「あ…あぁ、ずっと考えてたんです、本当に」
バチンバチン
電気が走る。
なんて顔して言うのよ。
なんて可愛い顔して言うの。
あぁ、いけない。
こんなにしたら止まらなくなる。最後までやりたくなる。
今日はもうそんな時間はないし、ここは居酒屋だ。
Cは体を震わせていた。
痙攣している。
「これ以上やったら、逆に辛いからね、止めよう。」
「ぁ…」
痙攣が止まらない。
カタカタと腿をさすって落ち着かせようとしても、止まらない。
これは、どうしたことか。
「おかしい…俺やばいかも、し、れない。と、まらな、い」
声も震えている。
私はCを落ち着かせようと、頬に手を伸ばし撫でてやるが逆にCは甘い声を漏らして興奮するのだった。
「大丈夫よ、大丈夫。今度ちゃんと最後までやってあげるから。」
それでもカタカタと止まらなかった。
私はこの可愛らしい生き物となり果てた男に好意を持ち始めている。
本当に今度最後までやってやろうと思った。
「隣に、い、ってもいいで、すか?」
許せば、体を犬のようにスリ寄せてくる。
落ち着かせようと撫でると、陶酔して声を漏らす。
もう出してやらないと、この子は今日帰れないだろう。
こんなに震えていたら歩けない。
「トイレに行って出しておいで。そうしないと、もう止まらないよ。」
「ぁ…最、後に触って、もらえませんか、乳、首を…」
お願いすることを覚えた、お前へのご褒美だよ。
さぁ、出しておいで。
フラリと席に戻ってきたCのことを奴隷にしてやってもいいなと、私はコロリと気持ちが変わったのだった。
そう思わせる程の目をCがしたのだ。
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