2ntブログ
2009.07.21 メルマガ分を
単純な痛みだけで涙はあまり出ないんじゃないだろうか。
出たとしても、それは所謂生理的な涙で
嗚咽をあげるような代物ではないでしょう。

シオラに来て初めて、潤むとかではなくて
泣くまでやる
というのをやった。

こわいけど泣くまでビンタされてみたい気も少しすると言うから
やってやろうと思ったのよ。

ただそうは言っても意外と痛みで泣くまでっていかないのよね。
難しいかな
と縛って頬を続けざまに打っていると
瞳が潤んでくる。
それでも泣かない。

だけど
(入り込んでいたから、私も相手も覚えてなかったんだけど)
「泣けよ」
というような事を言ったら
それを皮切りに涙が溢れてきて
声を上げた。

その瞬間に
一点に私が凝縮して引っ張られて取り込まれるように
虜に、夢中になって
言葉を立て続けにぶつけ、頬をたたき続けた。

そう。
私がほしいのはこういう一瞬なのである。

それから、バラ鞭にかわって
鏡の前で
私の姿が見えるようにして打っていると
今度は盛り上がってきている中で泣き出した。
潤むとか一筋零すとかじゃない。

痛みを受けている時に
それを和らげようとか、我慢して体を強張らせるような
そんな時は声をあげて泣かないと思う。

与える痛みを、心から屈してあるままに受けている時に
そうして泣くのだと思う。

後で本人に聞いたのだけど
泣いてる時は痛くないんですって。
それでも泣き続けるのだからやはり心なのね。

まだバラ鞭を受けたのも私とが初めて
これからどうやって広がらせていけるのか
ワクワクしちゃうわ。

私が教え込んで虜にして抜け出せなくして堕としてやる。

幸せでしょ?
テストが終わってやっと一段落したので
やりたかったことができる時間が取り敢えずできました。

好きに、甘い蜜を啜るようにSMの時間が貪れる、
昨日は幸せな一日でした。

やっぱり私にはこういう時間が取れないとダメみたいです。
忙しいのも重要なのかもしれないけど
やっぱり楽しんで噛み締めたい。

それで
やりたかったのはまず色々なお買い物。

鞭やらブーツやら買いたかったんだけど
取り敢えずはボンデージ。
2着買いました。
取り敢えずは一枚だけ紹介。
ブーツと合わせた方が絶対にカッコイイから
ブーツを買った時に改めて紹介するね。

もう一枚もすごく気に入った。
裏シオラで紹介しようと思ってます。

驚いた事に
私があっちやこっちを探っていると
聞き覚えのある声が。
まさかと思って見てみたら美玉さんだったのでした。

びっくりしちゃった。
お互いそのお店を訪れたのは初めてだったのだけどね。


それから事務所に荷物一式を取りに行って
体を借りて縛りの練習。

この間真珠さんと紫さんに縛りの講習をしていただきました。
縛りって楽しいのだ
と感じました。

やる気がみなぎる。


流れでプレイもして楽しかったなぁ。
一日SMに触れて過ごして、私は幸せでした。

なんでこんな楽しいんだろね。
SMのクラシックスタイルと言ったら鞭、蝋燭、縄…
勿論好きだけどそれを使わないプレイもとても好き。


「何も道具は使いたくない。」
「何もしたくない。」
「鞭とかじゃなくて…」
という風にして訪れる人が多い。
それって、形だけをなぞる事に強い拒否反応があるからだと思うの。

鞭や蝋燭自体が嫌いなわけではないけど
それだけをなぞって中身がないのが嫌っていう感じなんでしょう。

何もしたくない言葉だけで…
っていうプレイはすごく神経を使うけど面白い。

私自身が動かないからじっくり姿や表情の変化を細かに見られる。

いまだに
好きなプレイは?

と聞かれると困っちゃう。

その世界で生まれる
支配や平伏した感じや無抵抗な様や
それを感じる瞬間が好きだから
好きなプレイってなんなんだろとまだ模索中。

もっともっと訓練をしたら
自分にとっての瞬間を感じやすい手段が見つかって
それ=好きなプレイってなるんだろうね。

鞭や蝋燭が先にあってSM的快感が生まれたのじゃなくて
SM的快感を追求したら鞭や蝋燭が有効的だったんでしょう。

逆に体感から精神に繋がる場合もある。

その手順をふまないで
意図がなく
表面化した部分だけの
鞭や蝋燭は結局SMなんかじゃないでしょう。
それは結局SMのクラシックなんて呼べないでしょう。