2ntブログ

心が揺さぶられる程、没頭する時間が欲しくない?

私たちはもう大人だから、なりふり構わない不恰好な姿はなかなか見せたくないよね。
それは確かで、子供が心揺さぶられてるのは、私もつまらないと思う。いい大人が、コントロールできない自分を持て余す時間があるから面白い。
かく言う私も、毎回心揺さぶられてる。

折角SMプレイをしているんだから、本当のところが見たいじゃない。そして、本当のところを見るために一番大事なのは、自分がそうであること。

…というのは後付けの理屈で。

私は端に、無駄な時間を過ごしたくないんだ。表面的な部分から、読み取る時間も大事なのはわかるけど、折角SMをやっているんだから、あなたの人間としての核に触れたいし、そこで繋がりたいんだ。
周りと比較しての自分を保つことは私たちの空間に必要ない。
私は、知りたいし、繋がりたい。

私は、私自身が取り繕うことが苦手だ。
取り繕わずに、重なる部分を繋がれる部分を探したい。
それはしつこく諦めないよ。

だから、日々私は心揺さぶられている。それはとてもエネルギーを使うことだけど、エネルギーを使う日々が幸せだと思うんだ。

そこには大きな快感と、感動があるじゃない?
お盆が終わって夏の終わりを感じています。
お盆にはいつものマゾたちと濃厚なプレイが出来たことに加えて、新しいマゾたちとのプレイに刺激されました。切実な気持ちで会いに来てくれると、こちらも腕まくりしちゃう。
近頃発情期だったのが落ち着いたと思っていたのに、マゾたちのせいでまた熱を帯びてしまいました。
いつでも私の欲望を呼び起こすのはマゾたち。


さて9月の予定ですが、1日(日)と4日(水)がお休み。6日(金)に代わりにシフトします。
それ以外はいつも通り、水木日です。

昔の記事から読んで、それらに言及してくれるマゾが何人かいたので、自分でも読み返してみたのですが、振り返りながら今の気持ちを書いていくのもいいかなぁ。と考えています。
前に書いているようなことを繰り返し書くのも、しつこいかと思っていたのですが、改めて書くのも良いかと思いました。
それにしてもびっくりするほど、考えていることが変わらなくて笑っちゃった(笑)
根本的な欲望の部分って人は変わらないものですね。
お互い様か。


夜寝る前のベッドに入っている時間。皆さんは何を考えていますか?
私は子供の頃は妄想ストーリーと明日男の子をどうやって虐めるかを考えるのが日課でしたが、近頃は最近したプレイやマゾとの時間の良かったシーンを繰り返し思い出しています。
マゾのみんなは何を考えているのかなぁ。

与えた命令を、震えながら必死に守ろうとしている姿はやっぱり可愛い。
私に全てを委ねて、逃げることや抵抗することが選択肢から消えて、従うか許しを請うしかない状況で私を見ているその表情。
感情が溢れそうになっているのをコントロールしようとして出来ていない様。

色んなお気に入りの瞬間を反芻している。
この夏もたくさんのシーンが生まれました。

マゾはどうなんでしょう?
色々と余裕がないからお気に入りのシーンは視覚的なものより、声や音の方が多いのかな。
よく声について言及されることが多いのでそうなのかもしれない。
でも隙間隙間できっと視覚的なシーンも残っているよね。

おやすみ前のお約束の時間。今日は何を思い出すだろう。
2019.08.10 人道VS支配欲


マゾでも、そうでなかった人でも、継続的な関係を続けていると、私の中で葛藤が生まれる。
支配欲を主としたサディストとしての自分と、それを抜いた人間として相手を思う自分。

思い返せば、私はいつもその二つの間で葛藤を繰り返している。
プレイの時はサディストとしての自分を全開にしてもいいのだけど、関係性に加虐の欲望が混じってくるから困る。このまま相手を苦しめて、貶めて、壊してしまいたいという欲求がある自分に気付く。

傷付いた顔をされると、ザワッと沸き立つ。
それを理性で打ち消そうと努力する。

もう少し前は、欲望の方を優先してきた。もうどうなってもいい、と踏み出す時の快感度数はものすごく高い。自分の感情と相手の感情が揺さぶられていて、大きい程、それは甘い。
そうしたくなるのは、相手の反応があってこそ。
傷付きながら、どこかで相手も快感を覚えていることを、こちらも察知する。
相性がいい程止まらなくなる。

でも近頃は、少し学習したお陰で、理性を総動員してそれを止める。
欲望を抜いた自分には相手を大事にしたい気持ちもあるから。

それに、止めるのは私の欲望が少なくなったからじゃない。寧ろ前よりも貪欲になっている部分もある。
こんなに気持ちいのいいこと終わらせたくない。壊したくない。もっと気持ち良くなってやる。と思っている。

新しいポートレイトが更新されました。
黒のボンデージの時に一緒に撮っていたお衣装です。赤のラバーのドレス。
【Domina RUIKO】

それからリレーコラムの更新もしました。
https://lasiora.org/ja/
テーマは「SMに関してあなたが感銘した本、音楽、映画、アートなどはありますか?」
幼少の頃のSMの芽生えについて書きました。今回このコラムを書くにあたって、当時自分がいくつだったかのかを調べたら6歳、7歳の時でした。
当時は、当然その感覚がSMと呼ばれているものとは知りませんでした。

性癖は自分が選んだものではないので、「SM」というマイノリティーな性癖の中ではメジャーな性癖に生まれて自分はラッキーだったなと思います。
みんなもそう思わない?