私が初めて、男を好きになったのは高校一年生の時だった。
ずっと一緒にいるものだと、疑いなく信じて、言葉にも出していたのだけど、私は彼を好きではなくなって別れた。

その時に大きなショックを受けた。
自分自身の心に。
あんなに好きで、好きでいつづけるに違いないと思っていた相手を、好きでなくなるなんて。
自分の心にさえ、確実性がないんだな、と驚いて、呆然とした。

それから小説に答えはないものかと探して読んだ。

今、プレイ中だとかに「ずっと」という言葉をもらうことがある。
プレイ中じゃない時にも、もらうことがある。
その時、私は、諦めと、切なさと、希望と寂しさと喜びを感じる。
大人になった私たちは「ずっと」という言葉が不確実なことを知っている。
それでも、その言葉を吐く。

今回は、と信じたいのか願うのか。
不確実だからこそ、言葉に出すのだと思う。
高校生のときに吐いた「ずっと」とは違う。

終わりを経験したことのある人は、始めることを恐がるようになる。
始めなければ終わりもしない。

私は自分に落胆して呆然としたけれど、始めることをやめはしていない。
それは、私の欲が、始められずにはいられないから。
刹那だとわかっていても、欲してしまう。
でも、その代償も、知っている。

ＳＭクラブにいると、普通の人よりも「ずっと」に触れることが多いと思う。
そうして叶わなかったことも。
けれど、その時そう信じたこと、信じたかった時間は「ずっと」心に残っていて、私はそれを愛している。

相手にとってもそうであると願っている。

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私は、呪いをかけるように繰り返した。

こんな経験をしちゃって、これから先、私のことをずっと忘れられなくなるよ。これから先ずっと、私と比べることになるよ。

男は呪いを払い除けようともしないようだ。
どういう心境なんだろう？
そうだと思います、当然。と言って受け入れている。

呪いの効果がどれだけ続いているのかを、離れた時は確かめることはできない。
欲深い私はたまに、男の前に現れて効果を確かめようとする。

心の奥深くにいつまでも存在して支配していたい。人生を左右したい。運命を握りたい。

上からの近い距離で目線が交わって、むくむくとそんな欲求が溢れて来る時に私は自分に呆れる。
なんでこんなに、業が深いのかな。

あなたの人生のアルバムの中で、一番濃い色のページを私は作りたい。

それを確かめる術がなくなるとしても、だけど今、できる限りに刻みつけたいと欲するんだ。



夏が終わったね。

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ユリイカにて先日「ヴィーナスナイト」というイベントがありました。
このイベント、パンプスプランニングさん主催の足とか、脚、お尻、ニオイ、唾などなどのフェチなイベント。
それをユリイカでやるというスペシャルな企画でした。
狂っていて面白い！好きをつきつめるってのは清々しさを感じます。
あの場にいられて幸せでした。

テーマはOL。でも途中で私も含めお色直しをして、露出の高い服やボディコンなどなどに着替えていました。

このイベントの参加は2回目だったのですが、なんといってもすごいのが

これ。

お立ち台の床になりたい、っていう夢を本当に実現しちゃった。(すごい)
前回イベントの時にここから顔を出してみたのだけど絶景だったよ。

あとからもらった今回の写真を見て、自分の恍惚とした顔に驚きました。
でも確かに遊んでる時から高揚感がすごかった。


まず、高いところに立つのが好きだし、みんなの下からの、欲望の視線に晒されるのが気持ちがいい。
それにこの穴から顔を出した人は手を出せないでただ見てることしかできないわけよ。
煽るように欲を掻き立たせて、弄んでやりたくなります。
おもむろに顔を踏んだり、お尻を顔に近づかせたり、焦らしたり、与えたり。
しかも嬉しそうに陶酔するんだもん。
もっと波を立てたくなっちゃう。



初めてこういう体験をするって子もいたりしてね、そうじゃない子でも
躊躇いとか羞恥心とかを持ちながらも欲に抗えない感じとか、そそる。
溺れさせたくなるものです。

盛り上げてくださったゲストの皆さま方、ありがとうございました。スタッフもみんな輝いて、一体感というか、女性陣のパワーとフェチたちの欲望が渦巻いていて、多幸感が散りばめられていました。
そんなイベントを開催した、パンプスプランニングさんの熱量すごいですね。
スペシャルなコラボを可能としたユリイカもすごい。
来てくれたフェチ、マゾたちもありがとう！
イベント自体の様子などはこちらにも書いていますので、気になる人は見てみてねー。
→エンドレス ヴィーナスナイト


「ルイ子さんはフェチプレイもできますか？」
と聞かれることが少なくないのですが、フェチプレイも好きです。

だって女としての身体だとかで魅了して、支配コントロールしていくのって楽しいからね。
満足感もすごく大きい。
やっぱりSMの根底には性的なロマンが流れていないと、ね。



まだフェチの熱が冷めないです。
この写真に載ってる衣装は私物ですので、希望の場合はお知らせください。
ベストだけ早めでないと用意できないかも。

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セックスは、合体、そのものであって、他人同士が少しでも密接になって
二人が一つになったような、そういう感覚を体感している。
それがSMの場合は、あなたのものになった、あなたをものしているという極端なやり方で
一つになった感覚を得ているんだと思う。

結局のところ、誰かとひとつになりたい、という欲求で、同じ。

自分以外の誰かと、決して本当には一つになれないのだけれど
二人が一つの生物になったような
二人の境目がなくなったような
そんな感覚。

肉体を酷使して、痛めつけたり苦しめたりした結果
肉体がなくなって、一体化した感覚が得られるのは不思議だね。

身体というのは、入れ物のような感じがするけれど、軽視したらいけない。
どんなに、理想や理念やを唱えても、肉体の苦痛に襲われた瞬間にそれは飛んでいってしまう。

苦痛には嘘がないように思われる。
取り繕うことができない。
だからこそ、私は、本質に、核に触れられるような気がして、うれしい。
そしてそれにお互い塗れた時になんだか、肉体が消えて、空間に宇宙が広がる感じがするんだな。
大げさな言い方だけどね(笑)

二人だけの宇宙だから、二人は一つといった感じを得られる。

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最近、自分の好みに幅が出てきたことに気が付きました。

たくさん色々な道具を使うんじゃなくて、私自身で魅了して支配したいという欲求。
クラシックなSMも勿論好きですし、緊張感のあるカッチリとした世界観は今も好きだけど
日常の延長にあるような、甘美な苦悩の世界に浸りたい、という欲望も出てきた。

オトナになったってことなんだろうか？（笑）

そもそも、私がSMというものを実際にやってみたのは高校生の時の彼氏を相手にだった。
部活のコーチの彼は大学生で、普段の顔と私に見せる顔の違いに興奮を覚えたものでした。
プレイとしてすごいことをしていたわけじゃなかった。

日常で、床に這いつくばって縋ることなんて、ないよね。
そういうことに感動したいんだ。
私自身がドキドキしたい。
だから慎重に、一つ一つを噛み締めたい。
だって、お互いにとっての初めては一度しか訪れないのだから、それを大事にしたいよね。

所謂ハードなプレイって意外とできてしまうものです。
その時だけ我慢したら良かったりする。
でも、それじゃあ、意味がない。
このことをするっていう、意味を大きく感じるから、感じられるから、やる。

こんなことをされて、それで喜んでるなんて、狂ってるな
って思う時に私は高揚する。




Aへ
お盆が好きなのは、よく知ってます（笑）
お仕置きがひと段落したから、やってみたんだよ。あれを延々とやるのはなかなかロマンチックだと思う。

Yへ
あら、やっぱりダメだったんだ。ちゃんと言ったことは守れたの？
それじゃあ帰りがけに話してたお仕置きをやろうかな。

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