2ntブログ
2012年もお世話になりました。
復帰してから、の一年強、それ以前よりも更に充実した日を過ごせました。

長い付き合いのみんなも新しく会ったみんなも、楽しくいい人ばかりで嬉しいです。そして継続していることも幸せです。
SMは楽しいですね。
まだまだ、飽きないで楽しいし、先も長く、挑戦したいこと、課題もあります。

今年は私自身、変化の年だったけど、マゾのみんなは支えとなっています。
抱き締めて、撫でてくれるわけではないけれど、どんなルイ子様でもいいですよ、と側にいてくれることは、いつでも微笑みが漏れてしまうんだよね。

今年もありがとうございました。
来年も楽しく、SMやろー。
考える余地が消えるような気持ち良いあれ、ね!
先日の15周年飲み会、お越しくださった皆さまありがとうございました。
出し物とお手伝いで、ゆっくりお話する時間なく、ご挨拶もできなくてすみません。
OGの方とお話もしたかったなぁ。
マゾに絡んで叩いたりとかもしたかったなぁ(笑)

龍崎飛鳥さん、ショーありがとうございました。
縄出しデビュー…緊張しましたけれど、初縄出しが飛鳥さんとは、記念になりました!
今後自慢していこーっと。
いいでしょう、えへへ。

リエさんいつも、楽しく、真剣に遊べる場所を作って下さりありがとうございます。
こんないい仕事ないです。
これからもお付き合いよろしくお願いします!

真珠さん、紫さん10周年おめでとうございました!
10年ってすごいなぁ。




今回の飲み会で、出し物を初めてやらせていただきました。
ひかるちゃんがピアノを弾けるのを知って、歌の出し物をちょっとやってみようかー、となんとなく始めたのが
もう何回も練習しちゃって(笑)

毎週ひかるちゃんと会ってました。
前日になって私が、曲を変えたいと無茶ぶりをして「えーそんなバナナ!?」と返しながら
対応してくれました、ひかるちゃんありがとう!
本当、ひどい無茶ぶりでした。

マゾ達もありがとう。

スタジオを借りて練習もしたし、前日はわが家で合宿さながら練習しました。
床に座り込んでブレイクタイムでケーキ食べたり、ご飯食べに出て戻って練習して、いよいよ明日!でみんなでスナックに行ったりして
サークル活動みたいで青春っぽかった。
スナックでボンボン作ってて異様だったな(笑)

しかもみんなSMの話ができるの。
すごーく幸せなことです。

当日には、リハでまた早く集まってマゾはマゾで仲良くなってるし、いいチームになれたと思います。

「ルイ子ー!」とか「鬼ー!」とか声援(?)送ってくれた皆さまありがとうございました。

そう、チーム名はひかるちゃんが考えてくれた「光鬼」です(笑)
また何かやりたいと思います。

取り敢えず、チーム光鬼、まずは打ち上げで鍋パーティーしよう!
二足歩行のお馬さん。トレーニングから始めます。
「人」としての尊厳が消えていくのが旨味。人間家具とかもそうですね。
支配する側の都合のみで、強制、トレーニング、使われます。自分の意志は消えていき、支配者の便利な都合に従うということだけになります。それが存在意義になるわけだからね。

みんな普段は日常生活をしているわけだから、意志を持っています。
だけど、それがプレイの経過で段々消えていくの。最後には人形のようになるのが面白い。

二足歩行は所謂、肩車の状態になるのですが
乗る前に正しく歩くことを教え込みます。
背中はまっすぐにして腿をあげて上下を少なくするの。

まずは足踏みから。
メトロノームに合わせて、回数を設定してやらせます。腿が指定の高さまで上がっていなかったり、メトロノームより遅れたら鞭が飛んでくる。
前回、ここまでトレーニングがすすんだので次は歩行の訓練をしました。

またメトロノームに合わせて、部屋の端から端からまで、往復の回数を決めて歩かせる。
背中を部屋の端までつけないとダメ、少しでも楽をしようとしたらやり直し。

端までついて、方向転換しようとした時にふらつきメトロノームの示すテンポから大きく外れました。止まってしまったの。
休んでるように見えた。

当然、お仕置きになります。
こういったプレイをしているとよくわかるのだけど、罰として痛みを与えるとよく言うことを聞くようになるのよね。
もう足が上がらない、手を保てない、支えられない、って訴える身体に、叩きつけると、足が上がり、手を元に戻し、支えるようになる。
やれるんだったら叩く前にやりなさい、っていつも言うんだけどね。

お仕置きが終わったら一からやり直し。

往復させて思ったのは、ターンがバランス崩して不格好なこと。
よってクルクル回る練習をさせました。
右に回ってから、左に回る、の繰り返し。
その後に往復させたら、スムーズになったので、トレーニングの意味って、やっぱりあるんだなぁと思いました。

喉が乾いた馬に水をやったのだけど、床に溢れたそれを飲みなさいと言うと、なんの抵抗もなく、スッと舐めます。
きっとプレイの序盤ならば、少し抵抗あると思うんですよ。でも終わり頃だと疑問にも思わないんですね。

後で聞いたところによると、お水もらえるの、嬉しい、ありがとうございます、って、気持ちになるそうです。
よし、休憩していいよ、と言っても、心からありがとうございます、って言うし
ターンが上手くできるようになったじゃない、回るトレーニングのおかげね、と言えば、はい、お陰様でありがとうございます、となる。

だけど、プレイが終われば、また人間らしい生活へ戻っていく。
だからこそ、プレイの中で、人間らしさを奪っていく楽しさがまた味わえるんだ。
こわい……けど好きです
と言ってたはずが

「だめー!許して、ああ、もう無理ああだめー!」

と叫びだした。

ピタっと止まって、私は威圧した。
だめ?だめって私に言ってもいい言葉なの?

パニックに陥りながら、彼は、何度も噛んで吃りながら、ごめんなさい、と私の顔を恐ろしそうに見上げた。

「ルイ子様のことこんなに好きなのに、恐くて、忘れちゃう瞬間があった」
と彼は言ったから
私は意地悪な気分になった。

「そう、好きなこと、もう思い出した?」
そう言って、私は再び思いきり振りかぶり打ち据えた。
「どう?これでも忘れてない?」
何度もそう聞きながら打つと、「もう忘れません忘れません」と叫び続けた。

と思ったら

ハッとして私を見上げた。

「違いました。気づきました。僕、ルイ子様を好きなのを忘れたんじゃなくて、嫌いになりたい、と思ってたみたいです。」

ふぅん
私は再び、意地悪な気持ちになった。
それなら、私を嫌いになる手伝いをしてあげる。

「ほら、どう嫌いになる?こんなに酷いことされて、嫌いになるんじゃないの?」
「あああ、なりません」
「困ったね、どんなに酷いことしたら嫌いなるのかしら。ほら、これならなる?なるんじゃない、嫌いになりたいんでしょ。」

責め続けると彼は叫んだ。

「嫌いになれないから困るんじゃないですか!!」

怒った!

私は面白くて、ゲラゲラと笑いだしてしまった。

その傍らで彼はしくしく泣いている。

「あー!泣いてるー!泣いてる泣いてる」
「泣いてません!僕、年に一回しか泣かないと決めたんです。」

顔を埋めて、私に顔を見せようとしない。鼻をかもうとするのを覗き込むとやはり泣いてる。

「泣いてるじゃん、やーい」
「泣いてません!!」

また怒った!

私は笑い続けてしまう。

「あー可笑しい、ゲラゲラ」
「何がそんなに可笑しいんです?」
怪訝そう。
「だって、怒ってたから。嫌いになれないから困るんです!!って」

彼はまたハッとした。
泣き止んだと思ったら、今度は照れだした。

「あぁ、僕のくせにルイ子様に怒ってました、恥ずかしい」

照れてる姿に私はまた可笑しかったのだ。
2012.10.25 名前いろいろ
「ルイ子」という名前はシオラに入る前、インターネットでSMパートナーを探している時からの名前です。
それまで、その時その時で適当な名前を使っていたのだけど、決まった名前を作ろうかな、と本棚に手を伸ばしまして
いくつかの小説の登場人物の名前を見て、気に入ったものを選んだ。
その小説は山田詠美の「指の戯れ」です。

「指の戯れ」のルイ子はハッピーエンドを迎えないのだけど、SM的で最も好きな小説の一つです。
読んでみてね~。

初期からblogを読んでる方は知ってるかもしれないですが、
同じ名前でシオラに来たので、昔パートナーにしてた子から
(インターネットでシオラのサイトを見て)ルイ子様ってルイ子様ですよね!?って言われて、驚いたこともある(笑)

それと名字は後付けです。
何か名字があったらいいかな、と思ってふざけて付けた!
悪い子!
平和を愛する、昭和最後の女!
和!
と、ね。

未だに、blogのタイトルについて聞かれることもありますが
くルイ子う
と、名前を隠して入れてるのね。
復帰前は「狂い請う」でした。辞めたタイミングでタイトルを「狂い恋う」に変えたんだよ。
気付いていた人いる?

パソコンのblogのテンプレートは東京タワー。なんで東京タワーかと言えば、私の愛して止まないアルファインが近いから。
東京タワーが見えたら、アルファイン。

その東京タワーに写されてる2009
これが何の年かというと、私がシオラに来た年です。